乾燥する季節は特に、唇ケアの必需品であるリップクリームが大活躍しますよね。塗った直後から潤いが実感でき、唇が乾燥するからと1日に何度もリップクリームを塗っていませんか？実はその行為こそ、唇がガサガサに乾燥する大きな原因に繋がっているかもしれません！

 ・リップクリームの悪影響

リップクリームの塗り過ぎにはどんな悪影響があるのでしょうか。

【乾燥を促してしまう】

唇は非常に角層が薄く、繊細な皮膚部分になります。

リップクリームはその部分を保護する目的で、皮脂膜という汗と皮脂が乳化されてできる膜に似た成分が配合されています。

そのため、リップクリームを塗り過ぎると唇本来の皮脂膜機能が働かなくなり、慢性的な乾燥を引き起こします。

 【摩擦による炎症】

リップクリームを塗るときの摩擦は、唇に炎症を引き起こしてしまいます。

寒い時期はリップクリーム自体も固くなっているので、唇が引っ張られてしまうこともあります。

【香料や着色料の付着】

医薬部外品ではないお洒落なリップクリームなどは、香料や着色料、メントールなどが含まれています。

健康な人であれば特に問題はないのですが、疲れていたり何度もリップクリームを塗ったりする状況ですと、荒れやシミなどの原因になる恐れもあります。

・リップクリームを塗る時の注意点

唇を乾燥から守る役目をするリップクリームは、使用方法が合っていればなんの問題もありません。

極端に塗り過ぎてしまうなど、リップクリームを塗る上で気を付けたいポイントを見ていきましょう！

【使用回数】

何度も塗ることで、唇本来のバリア機能を打ち消してしまいます。

リップクリームを塗る時には、朝・昼・晩、それに食後など気になるタイミングでプラス1～2回程度、1日4回程度を目安にすると良いでしょう。

 【リップクリームは柔らかく】

冬などの寒い時期にはリップクリームもカチカチに固くなってしまいますよね。

固いリップは唇への摩擦を強くします！

寒いときは手のひらで少し握って温めて、なめらかに唇へ滑らせるようにしましょう。

 【塗る時には縦塗り】

リップクリームの塗り方にもコツがあります！

サッと薄塗りにすると、すぐに乾燥して何度も塗ることになってしまいます。

唇のしわに染み込ませるように縦で塗り、ゆっくりと丁寧に塗ることを意識しましょう。

 【リップクリームは清潔に】

食事の後などに塗ると、表面に見えない雑菌などがついてしまいます。

それを毎回塗っていると、唇に雑菌を塗っていることにもなりますので、できれば使用後は毎回ティッシュなどで先端を拭き、清潔に保ちましょう！

忘れがちなのがキャップの内側！

キャップも綺麗に拭いておきましょう。

 【唇をすり合わせない】

口紅をつけたときのように、リップクリームを塗ったあと唇同士をすり合わせるのは良くありません。

摩擦が起きるうえ、せっかく塗ったリップ自体も乾燥させてしまいます。

 ・まとめ

最近では唇用のパックなども発売されているほど、唇のケアは大切なポイントになっていますよね。リップクリームは手軽に乾燥ケアができる優れものですが、間違った使い方では返って悪影響になってしまいます！しっかりとした使い方で、唇ケアをしましょうね！