学生の時などに、好きな人を見つけるというのはよくありますが、実は片思いであり、相手がどう思っているかはわからないということがあります。お互いに好きであれば距離はすぐに縮まるはずなのに、なかなか縮まらず、片思いのままで終わってしまうのかという衝動に駆られる人も少なくありません。なぜ片思いの時期が続くのかということを考えた場合、いくつかの要因があることに気づかされます。

片思いというのは自分自身としてはこれだけ好きだけど、相手はどうかわからないという場合に起こります。もし、相手もきっと好きでいるはずだという気持ちがあれば、片思いの時期が長く続くことはなく、成就することもあれば、叶わぬ恋で終わってしまうこともあります。つまり、こうした時期が長いのは、相手がどういう気持ちなのかつかみ切れていない状況、情報が全くないような状況であると言えます。片思いを打破していくためには、相手のことを知ることが求められます。

相手のことを知る場合、すでに友人関係にあるならば、接近を試みるなどして意識させていくことが大切です。相手にもよりますが、いささか奥手な人であってもある程度の好意をもって接してくれるようになれば、自分のことを好きなのかなと思い、その誘いに乗ろうとします。もし、その時点で好きな人がいれば、そういう人がいるということを暗に匂わせるなどして、できるだけ傷つけない形で断ろうとします。いずれにしても、心理的な距離が近いからこそ成立するものであり、現時点で心理的な距離があるとなかなかそうしたことはできません。

たとえ片思いであったとしても、関係を成就させる人の中には猪突猛進に相手にアプローチし、関係を無理やり作り上げたという人もいます。そこまでの情熱があるからこそ成立するのであり、モヤモヤした状態ではそこまではできません。片思いをしている相手に対する気持ちをモヤモヤさせずにはっきりとしていくことが大事です。