日本人の中には、占いが好きだという人がけっこういて、占いに関する本がたくさん売られていたり、街中に占いのお店がたくさんあります。

特に若い世代を中心に、女性には占いに大きな関心を持っているという人が多く、その中には単なる趣味として、また友達同士の話題作りとして軽い気持ちで楽しんでいる人もいれば、本格的な知識と技術を勉強して、プロのような占いができるようになる人までいます。

そういった占いを愛する多くの日本人の間で、特に人気のあるものの一つがタロット占いです。

タロット占いは、独特の絵が描かれたカードを使って運勢などを占うものです。そのやり方にも色々なものがありますが、特別な知識を持たない一般の人でも実践しやすいのが、大アルカナと呼ばれる22枚のカードだけを使って占うというやり方です。

それらのカードをシャッフルして裏返しにしておき、その中から何枚かを引いて並べ、表向きにした時にどういったカードが出るかによって占いを行います。その並べ方の中にもいくつものやり方がありますが、引いたカードの種類と、正位置か逆位置かが大きな意味を持っていることは基本的に共通しています。

このタロット占いは、色々な占いの方法がある中でも特によく当たるという人が多いので、そういった点が大きな魅力であることは間違いないでしょう。

しかし占ってもらう場合はもちろん、自分で占う場合にもタロット占いを選ぶ人が少なくないのは、その神秘性に魅力が感じられるという点も大きいと言えます。

大アルカナのカードの絵柄には神話的なシンボルなどの神秘的なものが多く、それぞれの名称も魔術師、運命の輪、吊られた男といったように、オカルト的な感覚を抱かせるものがあります。

またデザインはそのカードの種類によって異なるものの、その多くはビジュアル的にかっこよかったり、ユニークだったりと、魅力的に感じられるものとなっています。

そういったカードの見た目や、占いのやり方が比較的シンプルであることなど、的中率の高さと共に色々な魅力があることが、タロット占いの人気が高い理由だと考えられます。