夏になると暑くて面倒、時間がもったいない、自然乾燥の方が髪に良さそう…などの理由で濡れた髪の毛をそのままにしていませんか？

実は濡れた髪の毛を放置する事はNGなんです！その理由と正しいドライヤーのかけ方をご紹介します。

キューティクルが傷つく

髪が濡れた状態はキューティクルが開いている状態です。キューティクルは外部からの刺激を防ぐ大切な役割を持っていますが、開いた状態ですと髪の内部にある「水分」や「たんぱく質」を失ってしまうと言われています。

そして摩擦などでキューティクルが剥がれてしまう可能性もあります。キューティクルが剥がれてしまうとツヤがなく、痛んだ状態になってしまい、枝毛などもできてしまいます。

キューティクルは一度剥がれてしまうと元には戻らないそうなので注意が必要です。

雑菌が繁殖しやすくなる

濡れた状態の頭皮は雑菌が繁殖しやすい状態になっています。頭皮にはもともと皮膚常駐菌という細菌があり、外からの病原菌などから守ってくれています。髪が濡れたままの状態が長く続くと皮膚常駐菌のバランスが崩れフケや痒み、ニオイの原因になると考えられています。ひどくなるとニキビや皮膚炎といった頭皮のトラブルも起こってしまいます。

血行が悪くなる

体を濡れたままで放置しておくと体温が下がり寒くなってきますよね？同様に頭皮も濡れたまま放置すると温度が下がってきます。そして冷えてしまうと血流が悪くなり髪の栄養不足の原因になってしまいます。血流が悪くなると抜け毛が増えてしまったり薄毛の進行を早めてしまう場合もあります。

寝癖がつきやすくなる

髪は濡れているときが一番癖がつきやすい状態と言われています。そのまま濡れた状態で寝てしまうと髪がハネて酷い癖がついてしまいます。細い髪の方は絡まって切れてしまう事も。

効果的なドライヤーのかけ方

まずは髪を乾かす前にしっかりとタオルで水分を取りましょう。

髪をゴシゴシとこすり合わせないように注意して下さい。頭皮を拭くように、軽く押さえつつ水分を取っていきます。そして最後に毛先をタオルで挟み、押さえるようにして水分を取って下さい。

タオルドライが不十分だとドライヤーの時間が長くなってしまい、熱により髪にダメージを与えてしまう事もあるのでしっかり行って下さい。

ドライヤーをかける際は髪から20㎝離して乾かして下さい。髪や頭皮に近すぎると火傷をしてしまう恐れがあります。

そしてまずは根元から乾かしていきます。ドライヤーを細かく振りながら乾かすと熱によるダメージを防ぐことが出来ます。根元は擦るような感じでしっかり乾かしましょう。

全体的に根元が乾いたら毛先をしっかりと乾かして下さい。

最後に冷風を当てる事により、髪のキューティクルが整いツヤ感がUPします！

ドライヤーをかける際に「洗い流さないトリートメント」を使用するのもオススメです。

ドライヤーをかけるのが面倒、自然乾燥の方が髪に良いと間違った認識をして髪を濡れたまま放置してしまうと、様々なトラブルを招く危険があるんです！

「髪は女の命！」とも言われているので日頃から正しいケアをしてサラサラで艶やかな髪を手に入れましょう♪