野菜が身体に良いというのは、なんとなくご存知の方も多いと思います。せっかくなら、それらの栄養を効率よく摂りたいですよね。野菜嫌いな方にもおすすめなのが、発酵食品であるぬか漬け！今回はぬか漬けの効果をご紹介していきます。

 ・加熱すると失われる栄養素

野菜を食べるには『煮る、焼く、蒸す、炒める、揚げる』などの方法がありますね。

ですが、加熱によって壊れてしまう栄養素もあります。

かといって生の野菜を大量に食べるのもなかなか難しいですし、マヨネーズやドレッシングで余分なカロリーを摂ってしまう心配もあります。

そんな悩みを解決してくれる食べ方、それが「ぬか漬け」です。

糠（ぬか）に野菜を漬けて発酵させることで、栄養価が大幅にアップすることが特徴です。

ぬか漬けは日本独特の漬け方であり、日本人の知恵の詰まった漬物ですね。

 ・糠（ぬか）の栄養素

ぬか漬けの糠（ぬか）は、「炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラル」などを含む、栄養たっぷりの素材です。

それを乳酸菌や酵母が発酵・分解し、素材に浸透させます。

発酵により、多種多様のビタミンやミネラルを野菜の中に蓄積するので、少量でも栄養をたっぷり摂ることができるわけです。

 ・ぬか漬けが持つ美容効果

「ぬか漬け」と言うと古臭いイメージがつきまといますが、ぬか漬けの持つ美容効果は侮れません。

・美容の味方ビタミン

ぬか漬けにすることで、糠のビタミンやミネラルが野菜に移動します。

また微生物の発酵によって、新たにビタミンもプラスされるパワーフードになります。

おまけに、ぬか漬けの乳酸菌が腸内に住み着き、さらにビタミンを作り出してくれます。

ぬか漬けは、「まるでビタミンのサプリメント」と言ってもいいほど、ビタミンの宝庫なのです。

・腸内環境改善の食物繊維

女性にとって大切な栄養成分「食物繊維」。

腸内を調え、便秘を改善してくれるだけでなく、脂肪分解するサポートもしてくれるので、ダイエットにも役立ちます。

食物繊維は野菜に含まれていますが、ぬか漬けにすることで水分が少なくなり、食物繊維が凝縮されます。

生で野菜を食べるより、4倍もの食物繊維が摂れるので、効率的な食べ方ですね。

・イライラ解消カルシウム

イライラしている人を見ると「あの人、カルシウムが足りていないのね」なんて思ったことはありませんか？

カルシウムは興奮を抑える役割があるので、不足すると感情のコントロールが難しくなり、イライラしてきます。

カルシウムというと、「小魚、牛乳」と思われていますが、実はぬか漬けにも含まれています。

おすすめはかぶや白菜、たくあんです。

 ・まとめ

ぬか床を持つご家庭は、昔に比べると減っています。ですが、自分で漬けるのは難しくても、売っているお店はたくさんありますよね。栄養もあって、食べるとほっとするぬか漬けで綺麗になりましょう！