理想の美肌を育てるためにはコスメによるアウターケア、食事や栄養摂取によるインナーケアにプラス、美容に関係の深いホルモン分泌を促すことも重要。

今回は美肌を育てるホルモン3選について、効果の仕組みや増やし方、バランスを整えるコツをご紹介します。

■成長ホルモン

美肌を育てる代表的なホルモンのひとつが、成長ホルモン。

睡眠中や運動時に分泌が活発になるホルモンで、美容や若返りホルモンと呼ばれることがあります。

成長ホルモンが美肌を育てる理由は、次の3つ。

・ダメージ肌の修復、再生を助ける

・ターンオーバーを促す

・皮膚細胞を活性して水分や栄養を保持する

成長ホルモンを増やすためには分泌の材料となるタンパク質の摂取、適度な運動が効果的。

特に運動は睡眠時の200倍もの成長ホルモン分泌を助けると言われているので、積極的にカラダを動かすよう心がけましょう。

■エストロゲン

エストロゲンは女性ホルモンの一種で、美容に以下のような深いかかわりがあります。

・コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを作る線維芽細胞の活性化

・肌荒れやくすみ、日焼けの原因、皮脂の過度な分泌を抑える

・お肌の水分、油分のバランスを整える

エストロゲンは美容ホルモンと呼ばれるほどスキンコンディションを左右しますが、加齢や生理前・生理中、出産などでバランスが崩れ一気に分泌が減少しやすくなります。

エストロゲンを増やし女性ホルモンのバランスを整えるためにも、ホルモンを作る子宮まわりを温めたり、エストロゲンと似た作用のあるイソフラボンをこまめに補うよう心がけましょう。

■メラトニン

メラトニンは幸せホルモンの一種・セロトニンが睡眠時に変換したホルモンのことを言います。

メラトニン分泌が美容に関係しているのは以下のような仕組み、理由があるため。

・肌老化の原因、活性酸素を抑える

・ストレスを和らげ皮膚細胞、血管ダメージの抑える

メラトニン分泌を増やすためには、セロトニンを生成を促す適度な日光浴やトリプトファン食材（玄米、乳製品、大豆食品など）を摂ることが効果的です。

■最後に

スキンケアや食事・栄養のインナーケアと同じくらい美容に大切なホルモン分泌。

美肌を育てる3つのホルモンを意識した生活・食事内容を習慣に、スキンコンディションを底上げしていきましょう。