健康ケアの情報で頻繁に見聞きするようになった短鎖脂肪酸。

この成分が体内で作られると、健康に関する恩恵がいくつも受けられ、イキイキとした毎日を過ごすことにつながります。

ここでは短鎖脂肪酸とはどのようなものなのか、特徴や効果、増やし方のポイントをご紹介します。

■短鎖脂肪酸とは？

短鎖脂肪酸は、腸内細菌が食物繊維をエサにして増える際に産生される脂肪酸のことを言い、以下のような健康に役立つ成分で構成されています。

・消化活動を活発に、内臓脂肪の減少を助ける「酢酸」

・腸内環境と血管の健康を助ける「プロピオン酸」

・腸のバリア機能や免疫力を高める「酪酸」

上記3つの成分からなる短鎖脂肪酸は、3つの成分それぞれの働きが相乗的に発揮され、健康ケアに重要な役割を担うと考えられています。

■短鎖脂肪酸が増える効果

短鎖脂肪酸が増えると、以下のような健康に関する効果が活きるようになります。

・代謝の活性

・免疫力の向上

・虚弱体質の改善、予防

・ストレス耐性の強化

短鎖脂肪酸は基礎・新陳代謝ともに活性化するため、若々しく健康的で痩せやすい体質づくりに寄与します。

さらに免疫細胞が集中する腸が整い、免疫力アップや虚弱体質の改善にも。

腸は幸せホルモンを生成する働きがあるため、短鎖脂肪酸が増えるとストレス耐性が強まり、メンタル面の健康にもつながっていくでしょう。

■短鎖脂肪酸を増やすには？

増えると良いことだらけの短鎖脂肪酸は、以下の心がけで増え、健康的な心身にアプローチします。

・食物繊維、乳酸菌を摂る

・運動、マッサージ、入浴でお腹を温める

食物繊維は短鎖脂肪酸を作るエサになり、乳酸菌は腸内環境を整え短鎖脂肪酸の生成をサポートします。

お腹を温めることも、腸の血行が良くなることで短鎖脂肪酸の生成が活発になり、内側からの健康ケアに役立ちますよ。

■おわりに

短鎖脂肪酸はこの成分ひとつでマルチな健康効果を発揮します。

イキイキとした毎日を過ごすべく、短鎖脂肪酸を増やす食事・生活習慣を心がけてくださいね。