貴女は『脚のむくみ』に悩まされていませんか？

むくみの原因とは

『むくみ』には大きく分けると、二つの原因があります。

一つは、皆さんがよく訴えられる「夕方になると脚がむくんで…」のような一過性の『むくみ』です。

立ち仕事や長時間のデスクワーク、運動不足(筋力低下)、冷えや血行不良、塩分の過剰摂取などがその要因です。(皆さんが考えがちな水分の摂り過ぎは、発汗異常や腎臓の機能低下がない方の場合は、体外に汗や尿などで排出されますので問題ありません)

そしてもう一つが、血管の病気である場合や、心臓や腎臓、肝臓の機能低下による病気の症状として現れるものです。

「下肢静脈瘤」の初期症状で起こる『むくみ』は、静脈弁の機能が壊れて、逆流する血液を制御出来なくなり、ひどくなると脚の変色(黒色化)や湿疹や痒みも発症してしまいます。

「心臓」が弱れば、全身に血液を送るポンプの役割に支障がでますので『むくみ』が発症します。

「腎臓」は、カラダの中の不要な水分を体外に排出(排尿)する為の重要臓器ですから、機能低下が起こると『むくみ』があらわれ、ひどくなると尿毒症の危険性もあります。

「肝臓」は、血中水分濃度の調節や維持を担っていますので、機能低下で『むくみ』が起こります。

病気の兆候として起こる『むくみ』は、放っておくと、重篤な症状(病気)を引き起こす原因となることがありますので、『むくみ』が慢性化されている方や突発的に発症された方は、医師に相談することをオススメします。

今回は、一過性の『むくみ』に対する解消法をご紹介します！

▼むくみを解消するマッサージ

①鼠径リンパ節

マッサージ法・・・両方の膝を深く曲げ、「アグラ座り」をします。

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両方の手のひらを鼠径部(太腿の付け根)に置いてユックリ体重をかけます。

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左右ともに10回程度、圧をかけてください。

(ポイント)

最初に鼠径リンパ節をマッサージすることで、リンパの流れが良くなり、老廃物が排出されやすくなります。

運動方法・・・仰向けに寝転び、片方の膝を胸につけるように抱え込みます。

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反対の脚はしっかり伸ばしておきます。

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抱えた膝を同側の手で「円をえがくように」、内廻しと外廻し各10回程度行ないます。

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反対側も同じように廻しましょう

(ポイント)

マッサージでほぐした鼠径リンパ節周りの筋肉を、さらに運動で使うことで、老廃物の排出を高めることが出来ます。

②膝窩リンパ節

マッサージ法・・・膝を軽く曲げて座り、膝窩(膝裏のくぼみ)を指先でほぐします。

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次に、脚先から太腿(鼠径リンパ節)に向かって、両手で包み込む様にさすりま

しょう。

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左右、10回ずつ行ないましょう。

運動方法・・・仰向けに寝転び、右脚を抱え込み膝を伸ばします。

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左脚は膝を立てた状態にします。

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伸ばしている側の足首を、曲げたり伸ばしたりを5回程度行なってください。

(伸展⇨つま先に意識、屈曲⇨かかとを押し出す意識)

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次に、つま先を伸ばした状態で、天井に「円をえがくように」内廻しと外廻し各

10回程度行なってください。

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反対側も同じように行なってください。

『むくみ』の解消には、血液(体液)循環を良くすることが最も重要です。

カラダをほぐしたり、温めたりすることはもちろん、運動不足の解消や栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。